<2>転職に役立つ資格

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<2>転職に役立つ資格

転職の場合、資格の有無はどの程度関係するのでしょうか。転職の場合は、新卒と違って、多くの場合即戦力を求めています。だから、資格と実務経験、その両方があれば有利に働くでしょう。

しかし、そうはいっても、これまでの職種と違った業界に転職したいと考えた時、「実務経験を積んでから」というのはかなり難しい問題です。アルバイトで潜り込むという手もありますが、専門的な業務であるほど、アルバイトの仕事は正社員の仕事と異なります。頑張ったところで、実務経験にならないことも多いでしょう。
そうなったら、資格をアピールするほかありません。

どんな業界でも、「普通自動車免許」を必須としているところは多いです。しかし、普通自動車免許は勉強して取るというよりも、教習所に通えばだれでも取れるものなのでそれ以外の資格について考えてみましょう。どんな資格があれば、転職に役立つでしょうか。

転職ならば、自分の目指す業界を決めて、その業界向けの資格に絞る必要があります。新卒の場合、MOSやTOEICなどオールマイティに使えそうな資格を取っておくことも大事です。しかし、転職は即戦力としての活躍を求められます。その業界にとって役立つ資格を見極めましょう。理系、文系でも目指すものは違うと思います。

事務系
・簿記2級
・MOS
・TOEIC

経理系
・簿記2級
・FP2級
・税理士

営業系
・MR(医薬情報担当者)
・ 生命保険販売資格一般
・簿記2級

技術系
・ITパスポート
・ 電気主任技術者第1種
・ 自動車整備士1級

生命保険・損害保険
・FP3級、2級
・日本損害保険協会 損害保険募集人試験
・損害保険募集人初級資格

不動産系
・宅建
・マンション管理士

経営
・行政書士
・簿記2級
・中小企業診断士

ざっと一例をあげてみましたが、業界ごとに求める資格は全く異なりますね。転職を狙うなら、自分が目指す業界がどんな資格を求めているかを調べた上で、その資格を取ることが必要です。オールマイティな資格をたくさん持っているよりも、その業界で使う専門的な資格を持っていることが求められています。
転職の際、実務経験がなければせめて資格は持っていたいところです。資格を取っておけば、「最低限の専門知識はある」と見てもらえる可能性があるからです。即戦力を求めているところに、全く何も知らない新人を迎えようというのはあまりありません。実務経験のない業界への転職を目指すなら、最低限資格が必要、と考えましょう。

また、実務経験はあれば資格はいらないかといえば、それも間違いです。仕事のやりかたは会社ごとに様々です。今のやりかたが転職先でも通用するとは限りません。共通の知識を持つという意味でも資格を取ることは、有効です。
結局、実務経験があってもなくても転職には「資格が必要」と考えた方が良さそうです。本気で転職を考えている人は、資格を取るなどとっくに準備をしています。そういう人と競うのですから、有利かどうかではなく、「資格は取っておくべき」と考えた方が良さそうです。