<1> 就職に役立つ資格

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<1> 就職に役立つ資格

資格をとる目的として、「就職の際に役立つ」と考える人は多いと思います。逆に言えば、就職に役立つ資格を取りたい。頑張ったところでアピールポイントにならない資格なら、後回しにしたいというのが正直なところでしょう。「資格」と一言で言っても、その種類は様々です。一体どの資格をとれば、就職の際に役立つのでしょうか。

企業が学生に求める能力とは、
1.基礎学力
2.協調性
3.行動力
と言われています。
そのうち、基礎学力があるかどうかは、具体的に、
ゼミや研究の内容、語学力、留学経験、資格取得などで判断されます。ここで、資格取得がプラスのアピール材料になることが分かります。たとえば、簿記2級を持っていれば、会社の経理が分かる能力があることが客観的に証明されていることになります。また、MOS(マイクロソフトのパソコン検定)を持っていれば、基本的なパソコン操作ができることが証明されていることになります。採用担当としても、客観的な判断材料があるので考慮しやすいでしょう。

では、どんな資格でもプラス材料になるのでしょうか。結論から言えば、どんな資格でもマイナスになることはありません。直接仕事に関係ない資格であっても、勉強して結果を出したということはそれだけで十分評価されることだからです。
仕事に関係する資格であれば、なお良いでしょう。

例えば、今やどんな職場でもパソコンを使って働きます。基本的な操作ができれば望ましいでしょう。パソコンスキルの資格といえば、
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)です。

経理関係の仕事であれば、簿記2級。就職、とくに新卒での就職の際には実務経験がないことがほとんどです。実務経験がなくても、簿記2級があれば経理の職務に応募できる会社が多いです。経理関係に進みたいのであれば、必須と言えます。

情報処理の仕事であれば、ITパスポート試験でしょう。この資格は、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。パソコンを使った仕事をする人すべての人向きの資格と言えます。

多くの会社でも持っていると評価されるのがTOEIC。今は社内で英語が必要な状況でなくても、将来的に必要になる可能性があり、常にスキルを磨いておいた方が良い資格です。海外と取引のある会社や、法律事務所などではTOEIC700点以上が評価される目安になります。最近では、楽天が全社員にTOEIC800点以上を義務付けたことが話題になりました。TOEICは今後、どんな業種でも必須の資格になる可能性があります。

不動産業界であれば、宅建。宅建とは、宅地建物取引主任者試験の略で、宅地建物取引主任者は、5人に1人以上の割合で営業所に配置しなければいけない資格者です。だから、宅建資格をもっている人材は、不動産企業にとって金の卵。ある一定以上の人数がいなければ、業務を拡大することもできないのですから。

自分が目指す業界では、どんな資格が必要なのか、また、プラス材料になるのか。採用情報を見ればすぐわかると思います。まずは、その資格を目指し、余裕があれば経営や営業といった周辺の知識も勉強できる資格の取得を目指しましょう。新卒のうちならば、資格は持っているだけでプラスになるのですから。